2018年02月05日

ゴーギャンの家の広間

 近代絵画におけるひとつの表現様式の確立者ポール・ゴーギャン初期の重要な作例のひとつ『ゴーギャンの家の広間(カルセル街の画家の室内)』。

 ゴーギャンが株式仲買商ベルタンの店で仲買人として経済的成功を収める中、日曜画家として制作活動をおこなっていた時代に制作された本作は、パリのヴォージラール地区カルセル街の画家の自宅の情景を描いた作品で、1882年に開催された第7回印象派展への出品作としても知られている。

 印象派を代表する画家エドガー・ドガの影響を随所に感じさせる本作では、前景空間に色彩豊かな花が挿されたガラス製の花瓶が置かれるテーブルと、孤立的な椅子を一脚配し、後景空間にはピアノの前に座る画家の妻メット・ゴーギャンとひとりの男性が描き込まれている。そして中景には屏風的な衝立が配されており、その前後の空間を切断している。
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2018年01月05日

林檎とビスケット(リンゴとビスケット)

後期印象派の最も重要な画家のひとりポール・セザンヌを代表する静物画『林檎とビスケット(リンゴとビスケット)』。
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画商ポール・ギヨームの蒐集作品の中の1点であり、現在はパリのオランジュリー美術館に所蔵される本作は、画家が幾度も手がけてきた≪りんご(林檎)≫を主画題にビスケットを加えた静物画作品で、本作には、後年(1895年とされる)友人ジェフロワに「リンゴでパリを驚かせたい」と語ったと伝えられるよう、静物画を重要視していたセザンヌの形状の様式的描写と色彩による質感表現という絵画的特徴がよく示されている。

画面中央の木製棚の上へ14個の林檎は無造作的に配置されているようで、画面右側に置かれる青太縁の皿とその上のビスケットと見事に呼応しており、極めて単純ながら観る者に心地良さすら感じさせる絶妙な静物構成には画家の天性を感じずにはいられない。
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2017年12月05日

わいせつ疑惑で米紙に「おとり作戦」か

 米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)は27日、共和党のロイ・ムーア(Roy Moore)氏のわいせつ疑惑に関する報道をめぐって同紙が「おとり作戦」の標的となった可能性があると明らかにした。

 ワシントン・ポストによると、アラバマ(Alabama)州での連邦上院補欠選挙に共和党から立候補しているムーア氏について、ある女性から10代の未成年だった1992年にムーア氏によって妊娠させられ、中絶することになったと同紙に告白があった。

 しかし、同紙が2週間かけて数回取材したこの女性が、大手メディアの偏向報道の暴露を目的とする団体「プロジェクト・ベリタス(Project Veritas)」のニューヨークにある事務所に入っていく姿が目撃されたという。告白内容についても裏づけがとれなかった。

 ムーア氏のわいせつ疑惑は、14歳の時に同氏に性的ないたずらをされたなどと主張する女性たちの主張をワシントン・ポストが掲載したことから浮上した。

 ムーア氏は疑惑を否定しているが、身内の共和党員らからも12月の補選への立候補を取りやめるべきだとの圧力がかけられている。

 ワシントン・ポストによると、ムーア氏に妊娠させられたとする女性の主張については、話に一貫性がないことや、女性の動機に疑問を呈するオンライン投稿があったことなどから記事の掲載を見送ったという。

 その一方でワシントン・ポストは、同紙の記者がジェイミー・フィリップス(Jaime Philips)」さんと特定されている女性にインタビューしている9分間の動画を公開している。記者たちにプロジェクト・ベリタスの事務所に入るのが目撃されたのはこの女性だが、本人はいかなる団体とも協力していないと主張しているという。
posted by ハナミズキ at 10:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする